2014.05.21
ボトルケージ台座のトラブル
おひさしぶりのテルテルスポーツ渡辺です。
さて、今回はボトルケージ台座のトラブルのお話です。
先日、買取したコルナゴのロードバイクなのですが、整備しようと一旦ボトルケージを取り外そうとしたところ、一本のボルトが全く外れません。
さらに力を入れて外そうとすると、ネジ穴がなめてしまいました。
残念ながら、ボルトが完全に固着しているようです。
あれこれやって(とりあえず、取り外すのに邪魔なカーボンのボトルケージは泣く泣く破壊しました)外そうと試みるものの、仕舞いには台座ごと空転する始末。
ということで、知り合いのショップさんのアドバイスを受けながら、最後の手段に出ることにしました。
ボトルケージ台座のリベットの打ち換えです。
ということで、フレームからリベットを取り除きます。
キズが付かないようにテープで養生してから、まずはニッパーで台座のリベットの端をこじってみます。
しかし、固着したボルトの頭が邪魔をして、外れそうにありません。
ですので、今度はイチかバチか、ボルトの頭を切り落としてみることにします。
ハンドソーの刃をボルトの頭と台座の間に当て、ゆっくり切っていきます。
高額なカーボンフレームなので、失敗が許されずとても怖いですね。
なんとか、無事ボルトの頭を切ることができました。
あとは、残ったリベットの端をニッパーでこじってあげると、
無事、フレームの内側に台座を落とすことが出来ました。落とした台座はフロントフォークを外して取り除きます。
なんとか取れました。いろいろと神経を使う作業でした。
あとは、リベットを打ち込めば作業は完了ですが、打ち込むための専用工具がないので、あとは知り合いのショップさんに作業をお願いしました。
無事台座が復活いたしました。こじった際に台座周辺のクリア塗装が少し浮いてしまったのが残念ですが、ボトルケージを取り付ければそれほど気になりません。
なにより、ボトルケージがちゃんと使えるようになったのがいいですね。
ということで、ボトルケージ台座のボルトが固着した場合でも、このような手順で修理することは出来ますが、やらないに越したことはないので、ボルトが固着しないようちゃんとグリスを塗るようにしましょう。
posted by 渡辺